2023年夏の甲子園は、慶応高校野球部の勢いがすごいですね!
準々決勝で沖縄尚学に勝利し、1920年以来、103年ぶりの4強入りを果たしたということで素晴らしいですね。
今回は、慶応高校野球部が強い理由について調べてみました。
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慶応高校野球部が強い理由とは?
・逆境に強い
今大会での慶応高校野球部は逆転して勝利していたりしますね。負けていたとしても諦めることなく、最後まで粘り強く戦うことができているので、強いというのもあるのではないでしょうか。
甲子園出場を決めた神奈川大会の決勝でも横浜高校相手に9回に逆転して勝利していますし、最後まで集中力をきらさずに戦えているというのが強さの秘訣なのではないでしょうか。
・楽しみながらプレイしてる
慶応高校野球部では、「エンジョイ・ベースボール」というスローガンがあり、楽しみながら野球をするということをチームとして大事にしているそうです。
そのため、ピンチのときなどにも笑顔を見せたり、野球を楽しみながらプレイできているので、プレッシャーとかに押しつぶされることなく、自分の力を100%発揮できているというのもあるのではないでしょうか。
対戦チームとしても相手が笑顔だと、余裕があるように見えてプレッシャーになるというのもありそうですね。
・チームの結束力が強い
楽しみながらプレイができているということで、チームの雰囲気も非常に良いようです。選手同士で仲が良いので、打つとベンチも盛り上がって勢いがつきますし、打たれたときにもベンチが盛り上げて、気が沈まないようにしているようですね。
慶応高校野球部では、ポジティブな言葉を大事にしていて、ベンチからは「ありがとう」という言葉がよく響いているそうですし、明るい雰囲気で結束力も強いようです。
メンタルの重要性を認識していて、それを行動に落とし込むこともできているので、ギリギリの闘いでも最後に勝ち切ることができているのではないでしょうか。
・甲子園球場がホームのようになっている
今大会では慶応高校野球部の注目度は高いですね。坊主で厳しい規律のもとに野球をするチームが多いなかで、イケメンで爽やか、長髪で笑顔の慶応高校野球部という対称的な構造となっています。
慶応高校野球部に対して好意的に見ているファンが多くなっていて、球場も慶応高校野球部を応援しようという雰囲気になってきていますね。
あとは、清原和博さんの息子さんの影響も大きいようです。注目度が高くて、応援している人も多く、それがチームにとっていい影響となっているようです。
今大会で大活躍している主力の丸田湊斗選手も清原勝児選手について次のように話していました。
「彼が出てくると球場が沸いて、球場全体が彼のものになる。こっちのもんだという雰囲気になる」
球場の雰囲気が変わることで、チームにとっていい影響があるみたいですね。
・打線が良い
丸田湊斗選手の打率が.462で、延末藍太選手の打率が.429、ということで、この2人の打線がかなり強力と言われているようですね。
特に丸田湊斗選手はOPSが1.226ということで、素晴らしい活躍を見せていますし、イケメンでかっこいいということで、丸田湊斗選手が打つと球場が盛り上がっていき、チームの勢いもついていくというのがあるようです。
足も早くて盗塁も決められる選手ということで、相手投手としてはかなり厄介な存在となっているようです。
慶応高校野球部はなぜ強くなった?
慶応高校野球部の甲子園での成績は次のとおりです。
出場:春10回、夏18回
優勝:夏1回(1916年)
準優勝:夏1回(1920年)
もともと出場回数も多くて、強いチームではあったんですね。
・2003年に推薦入試が導入され良い選手が集まるようになった
慶応高校野球部は強くなった理由としては、2003年から導入された推薦入試が大きな要因になっていると言われているようです。
中学時代に名門の野球クラブに所属していたり、学業とスポーツで成績を残してきた選手を受け入れることで、チームの戦力があがって強くなっていったようです。
慶応高校というブランドがありますし、全国からエリートの選手が集まりやすいというのもあり、チームのちからが伸びていったみたいですね。
入学には一定の学力も必要になるということで、自分の頭でしっかり野球を考えたり、自分を律する力が高い選手が集まりやすいというのもあるのかもしれませんね。
・上田誠監督の就任によってチームが変わった
1991年に監督就任した上田誠監督によってチームに「エンジョイ・ベースボール」という考え方が浸透していったようです。
その後、慶応高校野球部のOBである森林貴彦監督が上田誠監督の考え方などを継承して、楽しみながら野球をやるという考えを重視して、練習を自主的にさせることで、チームの雰囲気が良くなり、それによって、チームが強くなったというのがあるようです。
上田誠監督は上級生と下級生の間にある軍隊のような厳しい上下関係というのを嫌っていて、それをなくすということをしていったようです。
たとえば、上田誠さんが監督に就任する前は、準備、片付けを下級生がしていたそうですが、上級生も一緒にやることで、時間を短縮して、効率的に練習ができるようになったそうです。
一緒に準備、片付けをすることで、上級生と下級生のコミュニケーションもとれるようになってチームの雰囲気なども良くなっていったそうです。
・根性論ではなく科学的な練習を取り入れた
高校野球は、根性とか気合みたいな文化がありますが、慶応高校野球部では闇雲に練習するのは効率が悪いということで、避けるようになったようです。
頭を使って戦術や技術、運動力学などを学んで、効率よく、短時間で練習をすることで、チームが強くなっていったようです。
頭が良くて、研究気質な選手も集まっているということで、自主的に学んでいくことで、成長していったというのもあるようです。
ある選手はインターネットでフォームや対戦相手を研究したり、プロテインを個人輸入して体のケアをしたりする選手とかもいたり、できることをいろいろやって、野球を科学的に分析していったそうです。
監督もそれを後押しするような感じでサポートしていき、選手のそれぞれの長所を伸ばしていくかたちでチームの力を高めることに成功したようです。
慶応高校野球部ではほかの強豪高校のように厳しい練習はしていないそうです。
厳しい練習でヘトヘトになった状態では、授業にも支障がでてしまい、効率よく成長できないということで、練習は腹八分目くらいにしているそうです。
練習量はほかの強豪校よりは少ないようですが、質には強くこだわっているみたいですね。
慶応高校野球部が強い理由 まとめ
慶応高校野球部が強い理由は、これまでの高校野球で当たり前と思われていたところを変えたというのが大きいみたいですね。
常識的にやっていたことを変えることで、選手の意識が変わったり、トレーニングの質やチームの雰囲気なども変わって強くなっていったようです。
厳しい軍隊式の練習ではなく、選手の自主性を尊重した上で、創意工夫して科学的、合理的に野球に取り組むことによって、ほかのチームにはない強みなどがでてきたのではないでしょうか。
今回の甲子園での慶応高校野球部の活躍を見て、今後は、高校野球もちょっとずつ変わっていく可能性はありそうですね。
慶応高校野球部の監督である森林貴彦さんが書かれた本も売れているようですし、高校野球だけではなく、ビジネスマンとかにとっても考えるきっかけになっていそうですね。
アマゾンのレビューもよくてビジネス書として読んでも参考になるみたいなので、私も今度読んでみようかなと思います^ー^
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