川瀬堅斗の球種、球速は?どんな性格、特徴をもった選手?

川瀬堅斗




今回も2020年のドラフト会議で指名の期待がかかる高校生投手についてご紹介します。

 

今回ご紹介するのはソフトバンクで活躍している川瀬晃選手の弟で、高校1年の夏から活躍を重ねる川瀬堅斗(かわせ・けんと)選手です。

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川瀬堅斗の球速・球種

大分県の大分商業高校に在籍する川瀬堅斗選手は身長183センチ、体重82キロ、右投げ右打ちの投手で、オーバースローから最速147キロのストレートを投げ込みます。

 

中学生の頃は最速が135キロでしたが、高校1年の冬に腰の疲労骨折が判明してから復帰するまでの7か月間で体幹トレーニングや食トレに励み、体重は5キロ増え、最速も147キロにまでアップしました。

川瀬堅斗

2019年秋の大会通算成績は7試合、59イニングを投げて49個の三振を奪い、防御率は1.68、四死球率2.29と制球力も安定した本格派の投手です。

 

長身から投げ下ろす角度あるストレートはキレもよく、常時135キロ前後ですが、球速表示以上に速いと感じさせるボールで、ストレートは高校生の中でもトップクラスで川瀬堅斗選手の最大の武器だと思います。

 

そのストレートを活かすための変化球はスライダー、カーブ、カットボール、チェンジアップを投げ分けます。

 

川瀬堅斗選手の配球を見ると、カーブを見せ球にしてストレートを決め球にする傾向があり、変化の大きいカーブを敢えて見せることで打者の打ち気をそらして、そこに威力のあるストレートで打者を打ち取っています。

 

秋の大会成績を見ると、奪三振率は7.47を記録していますが、ストレート、カーブのコンビネーションに加え、スライダーなどの速い変化球をもっと扱えるようになると、さらに三振が奪える投手に成長しそうな気がします。

 

高校生の頃は特に冬を越すと成長する選手が多い印象がありますので、川瀬堅斗選手も一冬超してどんな成長を見せてくれるのか、今からすごく楽しみです!

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川瀬堅斗選手の特徴

大分県出身の川瀬堅斗選手は5歳年上の兄・晃さんの影響もあり、小学校入学前から地元の野球クラブに入団してプレーし、中学時代には最速135キロの本格派投手へと成長しました。

 

しかし、中学3年生の10月に交通事故で頭蓋骨骨折の大けがを負い、一時は生死をさまよって、医者からは「野球やスポーツはできないかもしれない、それどころか普通の生活を送ることができるかもわからない」と宣告されました。

 

45日の入院生活を送り川瀬堅斗選手は奇跡的な復活を遂げ、大分商業の監督、渡邉正雄監督から「大商に来て、一緒に甲子園に行こう」と言われ、兄の晃さんも在籍した大分商業高校に進学しました。

 

大分商業進学後は1年夏の県大会からベンチ入りを果たし、3回戦で公式戦デビューを果たし、チームは予選敗退で甲子園には出場できませんでしたが川瀬堅斗選手は秋の大会からエースとしてチームを牽引しました。

 

エースとしてチームの中心選手になった川瀬堅斗選手ですが、11月に腰の疲労骨折で戦列を離脱して手術を受け、7か月間のリハビリを耐え抜いて2年生の6月に復帰すると、練習試合で最速147キロをマークしました。

 

2年生の夏はエースとして予選6試合中5試合に登板を果たし、決勝戦で惜しくも敗退してしまいますが、5試合で28イニング・13失点の力投を見せました。

 

夏の予選終了後にチームの主将に就任し、秋の大会は川瀬堅斗選手を中心としてチームは健闘を見せ、大分大会準優勝・九州大会準優勝の好成績を収め、23年ぶり6度目の春の選抜甲子園出場を決めました。

 

甲子園に向けて川瀬堅斗選手は「先輩方のベスト8を超えたい。そして150キロの大台を出したい」と甲子園での活躍と最速記録の更新を誓いました。

 

川瀬堅斗選手にとって初めての甲子園なので、思いっきり楽しんで良い成績を残してくれるのを楽しみにしています!

川瀬堅斗選手の性格

川瀬堅斗選手の性格ですが、まじめな性格のようです。

 

川瀬堅斗選手の目標は「日本一の投手」になることで、野球での成長を技術と人間性の2面で考えていて「人に対しての対応、高校卒業後も大事になってくるので普段の生活から磨いていきたいと」話しています。

 

技術がどんなにあっても、普段の生活を疎かにして挫折していく選手をよく見ますが、川瀬堅斗選手は両方を大切にして、野球の技術と人間性を成長させようと考えています。

 

1年秋に腰の疲労骨折で戦列を離脱した時もそうでしたが、復帰するために自分が何をすべきかを冷静に考えてリハビリで動きも制限される中、自分にできることを精いっぱいやり、見事に復活を遂げて最速も更新できたのは、まじめな性格だからできたことだと思います。

 

投手としてもそうですが、人としても魅力的な川瀬堅斗選手が今後、どんな選手になるか非常に楽しみですね!

まとめ

3月に開幕する春の選抜甲子園に初めて出場することが決まっている川瀬堅斗選手。

 

ドラフト1位でプロ入りするのが夢と語る川瀬堅斗選手が自分の夢に近づくためにも、春の選抜で大活躍を見せてくれると信じています。

 

春の選抜・夏の本選とこれからますます川瀬堅斗選手から目が離せなくなり、甲子園のマウンドで大暴れしてくれるのを楽しみにしています!





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