2019年、21年ぶりのパ・リーグ2連覇を果たした埼玉西武ライオンズ。パ・リーグ最多の23回のリーグ優勝と13回の日本一を達成しており、パ・リーグの常勝軍団と言えます!
Aクラス入りも非常に多く、いわゆる暗黒期も少ないパ・リーグの中でも安定した強さを誇る西武。今回はそんな西武が強い理由を調査、考察してみましたのでご覧ください(^-^)
西武ライオンズはいつから強くなった?黄金期はいつ?
現在、埼玉県所沢市を本拠地とするライオンズ。かつて西鉄ライオンズや太平洋クラブライオンズ、クラウンライターライオンズという名で福岡が本拠地でしたが、1978年に西武グループに球団を買収されたことで埼玉に移転。名前も西武ライオンズとなりました。
西鉄ライオンズ時代は5度のリーグ優勝、3度の日本一を達成していますがその後は低迷。様々な問題を起こしており、7年連続Bクラス入りをしてしまったこともありました^^;
埼玉移転後も暫くは低迷しますが、1982年に広岡達朗さんが監督を務めるようになってから管理野球を徹底し、チームを改革。見事19年振りのリーグ優勝を果たし、西武になってから初の日本一も達成しています(^-^)この頃は第1次黄金期とも呼ばれていますよ♪
そして1986年からは第2次黄金期と呼ばれる時代になります。この頃の主力は、現西武監督の辻発彦さんやソフトバンク監督の工藤公康さん、他にも秋山幸二さんや石毛宏典さん、清原和博さんなど野球好きなら知らない人はいないと思うほど有名な方ばかりですね(^-^)
走攻守全てに優れており、86年から94年の間で8度のリーグ優勝と6度の日本一を達成。優勝は当たり前、日本シリーズからが本番と言われてもおかしくないくらいの強さですね(^-^)他球団ファンにとっては西武が強すぎて逆に面白くなかったかもしれませんね^^;
その後黄金期を支えた主力が次々に球団を去りますが、松井稼頭央さんや西口文也さん、松坂大輔選手など若手や新戦力の台頭もあり90年代後半から2000年代前半にかけて3度のリーグ優勝を果たし、全てAクラス入りするなど強さは衰えることはありませんでした♪
しかしその後徐々に低迷。2008年に4年ぶりのリーグ優勝と日本一を達成しましたが、2014年から2016年は3年連続Bクラス入りとなってしまい、今では暗黒期とも呼ばれています。暗黒期とは呼べないくらい期間が短い気がするのは私だけでしょうか^^;
その後2017年に黄金期を支えた選手の1人、辻発彦さんが監督になると強い西武が復活しました!就任1年目に3年ぶりのAクラス入りとなるリーグ2位となると、おととしと去年は21年ぶりの2連覇を達成。第3次黄金期を作り上げることを大きく期待されています♪
こうして見ると、黄金期だけでなく強い時期が長いですよね^^暗黒期と呼ばれる時代もほとんどありません。それだけに監督や選手にかかる期待も大きいかもしれませんね^^;新時代となった今、かつての黄金期に負けないような強い西武をまた見てみたいですね♪
西武ライオンズが強くなった理由とは?
パ・リーグの常勝軍団の西武。低迷した時期はありましたが、近年再び強い西武が復活しています。主力が次々に抜けていく中、チームが強くなれた理由は何なのでしょうか?
・守備力の向上
まずは野手の守備能力が高くなったことだと思います!名手と呼ばれた辻監督の指導の元、内外野共に守備が本当に上手くなったなと思います♪穴となっていたショートに源田選手が入ったことも大きいですね!
源田選手はいぶし銀といわれていて、堅実な守備が持ち味で、派手さはないですが、本当にいい守備を見せていますよね!ほかの選手も含め、特に今の西武の内野は鉄壁とも言われていますからね(^-^)
2017年に守備、走塁コーチとなった馬場敏史さんの指導も大きかったみたいです。馬場敏史さんは現役時代、守備の名手として知られていて、馬場敏史さんの指導力の高さによってエラーも減ってきたそうです。
ちなみに馬場敏史さんは現役時代にはゴールデングラブ賞を2回獲得し、野村克也さんからは、馬場敏史さんが守っている三塁について、「あそこに飛んだら地獄だ」と高く評価していたそうです。
・走塁の意識改革
疎かになっていた走塁の意識の改革も大きかったようです!相手の隙を突いて1つでも先の塁に進むという意識が辻監督になってからは特に各選手に浸透したように思います^^長打だけでなく脚を使った野球も辻野球の特徴ですよね♪
ひとりひとりが次に繋ぐという意識を持っているので、チャンスでも球をよく見て四球を選ぶ場面も多く見受けられます!ただでさえフルスイングをするバッターが多くプレッシャーがかかる中、選球眼もいいとなっては相手投手からすると嫌で仕方ないでしょうね^^;
走塁の技術向上も馬場敏史さんの功績は大きかったようです。横浜ベイスターズのコーチ時代、3塁コーチをしていたときには無謀ともいえる走塁をさせていたということで、「壊れた信号機」なんて言われていたそうですが、西武でコーチになり、辻発彦監督と組んだことで走塁指導が正確になっていったそうです。
やっぱり、馬場 敏史さんのように優秀なコーチがいるチームは強いですね。二軍監督にはこちらも走塁、守備のスペシャリストである松井稼頭央さんがいて若手に指導をしていますし、2軍にいる選手は守備、走塁について徹底的に教え込まれているのでしょうね^-^
・打線が強力
あと忘れてはいけないのが山賊打線といわれる強力打線ですね。2019年は打者の主要タイトル5部門で5選手がタイトルを獲得しました。首位打者に森(.329)、本塁打王に山川(43本)、打点王に中村(123)、最多安打に秋山翔吾(179本)、盗塁王(41個)が金子ということで強力な打撃陣がチームを引っ張っていきましたね。
打撃陣はファーストストライクからの成績が良くて、0ストライクのときの打率はパーリーグ1位の.366でした。ファーストストライクでの二塁打、本塁打も多くて、相手の投手にとってはやりにくい打線だったのではないでしょうか。
あとは満塁のときにも強くて、満塁で二塁打、本塁打といった長打が打てたので、打点も多くなり、大量得点につながることが多かったといえます。山賊打線恐るべきというかんじですね。
・選手の個性を尊重
西武ライオンズがここまで強くなったのは、選手の個性を強調したという点もありそうですね。山川、中村の強打者は打撃に特化していますし、源田選手は守備、金子選手は走塁という感じで個々の個性を生かすことで選手が生き生きとプレイしている感じがありますね!
また、栗山選手のような生え抜きで精神的な支柱になる選手もいますし、チームがまとまっている感じがあります。
・打てる捕手がいる
森友哉という打てる捕手がいるのも大きいのではないでしょうか。森友哉選手のように打てる捕手がいれば打線につながりがでますし、強力打線になりますよね。森友哉選手は2019年は首位打者で105打点ですから、相手投手からすればものすごい脅威でしょうね(^^;
森友哉選手は先輩にも愛されていて、後輩からも慕われていますので、若い世代と上の世代の橋渡し的な役割もこなしているので、チームの雰囲気もかなりよくなっていますし、それによる団結力もチームの武器となっているのではないでしょうか。
西武ライオンズ弱点、これからの課題は?
野手に関しては文句のない西武ですが、課題はやはり投手陣ですね。これから先黄金期を作り上げるためには投手陣が力をつけなければいけませんよね。チーム防御率が2年連続でリーグワーストを記録している中での2連覇は野手の力あってこそですからね^^;
ベテラン投手陣が少ないチームですが、若手投手陣は期待できる逸材が多く、上手く育成できれば数年後には投手王国を作り上げるのも夢では無いと思います♪平良海馬選手とかもこれから楽しみな逸材ですし、こういう力のある若い選手が台頭していけば、今の野手の力がさらに生きて、まさにかつての黄金期に負けない強いチームになれるはずです^^
2020年は松坂大輔選手も古巣に復帰してチームにいい影響をあたえそうですし、投手力もこれから向上していくのではないでしょうか!
西武ライオンズは短期決戦に弱い?
2019年のCSはソフトバンクに連敗してしまい日本シリーズを逃してしまいましたね。去年に続き、短期決戦での弱さが露呈してしまいましたね。
短期決戦が弱い理由としてはやはり、投手力の差といえそうですね。絶対的なエースといえるような選手がいなくて、投手の層も薄いということでチーム防御率が低いので、なかなか勝てないといえそうです。
ソフトバンクの場合、千賀投手という絶対的なエースがいて、この選手が投げれば勝てるというような精神的な支柱となっているので、強いですよね。投手の層が厚くなればチーム力もあがり短期決戦でも強いチームになっていくのではないでしょうか。
西武ライオンズは2020年から3軍制を導入することを決めていて、ドラフトでも育成を積極的にとって選手層を厚くしていくようにチームを強化していこうという方針をだしたそうです。今後、いい選手があつまって投手陣の層が厚くなればすごいチームになっていきそうですね^^
2019年は2連覇しながらも今年もCSで敗退し悔しい1年となりましたが、選手個々の能力は非常に高く、指導力も高いのでリーグ3連覇も夢ではありません!2020年こそはリベンジを果たし、3連覇と12年ぶりになる日本一達成を果たしてもらいたいですね(^-^)
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