2013年のドラフト会議で広島東洋カープから1位指名を受けて大卒で入団した大瀬良大地選手(おおせら・だいち)
2018年にはセリーグ3連覇を果たした広島で15勝を挙げ、最多勝と最高勝率の2つのタイトルを獲得し、自他共に認める投手陣の柱となった大瀬良大地選手についてまとめました。
大瀬良大地の球種・球速は?
大瀬良大地選手は身長187センチ、体重93キロの体格で、右投げのスリークォーターから最速154キロのストレートを投げ、変化球はカットボール、フォーク、スライダー、カーブ、シュート、チェンジアップと多彩な変化球を投げ分けます。
大瀬良大地選手の今シーズンの配球割合を見ると、ストレートが37パーセント、次いで多いのがカットボールの36パーセントと、ストレートとカットボールの2球種でバッターと対戦しています。
大瀬良大地選手がカットボールを習得したのは九州共立大学に在籍していた2年生の頃で、このカットボールはカウントによって小さく横滑りするボールと縦に大きく変化するボールを投げ分けています。
大学2年生の春に球種を増やして小さい変化球でゴロを打たせたいと、松坂大輔選手やダルビッシュ選手の投球を参考に取得したようです。
学生時代のスカウトが大瀬良大地選手を称賛していたのがこのカットボールで、カットボールなくして大瀬良大地選手は語れないですね。
大瀬良大地選手の特徴
小学4年生の頃から野球を始めた大瀬良大地選手。小学生時代には右肘を痛め、中学3年生の頃に手術を経験するなど、小さいころから怪我と戦い続けてきました。
高校は長崎日本大学高等学校へ進学。長崎日本大学高等学校は長崎県でも1位、2位を争う強豪校で、春2回、夏9回の甲子園出場歴があります。
大瀬良大地選手はこの強豪校で3年生の夏に甲子園に出場。菊池雄星を擁する花巻東高校と対戦し5回まで無失点に抑える好投を披露するも敗戦してしまいました。
高校在学中にプロ志望届は出さずに九州共立大学に進学すると、本格的にトレーニングに取り組み、細身だった体は4年間で14キロも増え、プロで戦うための土台作りに励みました。
大学3年生の頃に第26回BFAアジア選手権大会の日本代表に選出されると、パキスタン戦で3回を投げて9者連続三振を奪うなど、国際大会でも実力をいかんなく発揮し勝負強さをアピールしました。
ドラフト会議にてヤクルト・広島・阪神の3球団から指名を受け、抽選の結果、広島に入団した大瀬良大地選手。
開幕から先発ローテーションの一角を守り、シーズンを通して結果が出ない時期もありましたが、終わってみれば10勝8敗、防御率は4.05ながら新人王を獲得しました。
2015年シーズンではチーム事情もあり、6月から中継ぎに転向すると、20セーブを記録する活躍を見せたがシーズン最終戦の10月7日の中日戦で8回から登板し、3失点を喫して敗戦投手となり結果としてチームは3年連続でのクライマックス進出を逃しました。
2016年シーズンは侍ジャパンの強化試合の代表選手に選出されるも、右肘の違和感の為に辞退、2017年にもWBC日本代表に選考されるも右脇腹の違和感を訴えて離脱しました。
2年連続で日本代表を怪我で辞退した為、体調面が心配されましたが開幕に間に合い先発ローテーションを守ると8月9日の中日戦まで無傷の7連勝を記録するなど成績は好調で、最終的には新人時代以来の二桁勝利を記録して、チームの37年ぶりの連覇に大きく貢献しました。
2018年シーズンからは左手を高く上げて使うフォームに変更したところ、球威、制球力が増して、4月下旬から6月上旬にかけて6試合に登板して6連勝を記録するなど好調を維持し、シーズン終了時には15勝、勝率.682で最多勝利と最高勝率のタイトルを獲得し、チームを3連覇に導く原動力となりました。
セリーグ3連覇を達成した広島のエースとして迎えた2019年シーズンは11勝9敗に終わり、打撃陣の援護もなく負けてしまった試合の印象が強かったですね。やっぱり丸選手が抜けた穴がちょっと大きかったですかね(´;ω;`)
昨年の結果を踏まえると、今年は少し物足りない気もしますが、3年連続で二桁勝利を達成しているので、来年にも期待したいですね。
大瀬良大地選手の性格
大瀬良大地選手といえば人柄の良さが見て分かるほどの笑顔が印象的で、被災地の復興支援を行うなど非常に素晴らしい人だと私は思います。
2017年の8月16日の阪神戦で、制球難に苦しむ藤浪選手から死球を受けるも大丈夫と笑顔で返し、藤浪選手のイップスがこれ以上悪化しないように努める大瀬良大地選手が非常に印象的でした
死球を受けて大瀬良大地選手も痛いはずなのに、それよりも苦しんでいる他球団の選手を気遣えるなんて本当に心の優しく、相手を思いやれる人なのだと思いました。
その他にネットで調べてみても大瀬良大地選手に関しては好印象な話しか出てこないので、本当に素晴らしい人なのだと思います。メンタルが強くて、優しくて人間としての器も大きいということでファンから愛される選手といえますね。
大瀬良大地の通算成績は?
2019年終了時点での通算成績は171試合登板、52勝35敗、2セーブ、24ホールド、783回、641三振、四球数は196、防御率3.38です。
防御率3点台前半ということで素晴らしい成績ですね^-^。また、四球数が少なくて、与四球率は2.253となっています。平均では3.2~3.4くらいと言われているので、2前半というのはかなりいい数字ですね。
ストレートに伸びがあり、球威もあって、コントロールも良くて、変化球の切れもあるということで、完成度の高い投手ですよね!それでも向上することを忘れずにフォームを見直したり、前田健太選手から教わったシュートを試したりと試行錯誤しているようです。
完投や完封ができるスタミナももっていますし、堂々たる広島カープのエースですね^-^b
まとめ
広島の投手陣の柱として活躍し、3年連続で二桁勝利を記録するなど、これからの活躍が楽しみな大瀬良大地選手。
来年度も大瀬良大地選手がチームを引っ張り、リーグ優勝をしてくれると信じています。完投や完封も増やして、沢村賞を取りたいという気持ちもあるそうですし、沢村賞や最多勝など目指して頑張ってほしいですね!
新型コロナの影響で開幕が延期し、2020年のプロ野球シーズンはこれまでと違った形になると思いますが、プロ野球ファンのために素晴らしいパフォーマンスを発揮してほしいですね^-^
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