2013年ドラフトで2位指名を受けて広島に入団した九里亜蓮選手(くり・あれん)
アメリカ人の父と日本人の母の間に産まれ、恵まれた体格を生かしてプロの世界で戦い、先発、中継ぎとどこでも対応できる柔軟なプレースタイルで今では広島に欠かせない投手の一人となった九里亜蓮選手についてまとめました。
九里亜蓮選手の球種、球速
九里亜蓮選手は右投の身長187センチ、体重95キロの体格で、オーバースローから最速148キロのストレートを投げ込み、変化球はツーシーム、スライダー、シュート、カーブ、カットボール、フォークと多彩な変化球を操ります。
体格やプレースタイルから、ストレートの力でねじ伏せる本格派の投手の印象を持つ方も多いかと思いますが、変化球で打者の芯を外し、打ち取る投球スタイルです。
九里亜蓮選手はこれまでに通算で534イニングに登板していますが、奪った三振は391個、奪三振率もわずか6.6とあまり高くありません。
変化球の投球割合は約7割でストレートを効果的に使いながら、変化球で要所を締めているようです。身長が187センチ、オーバースローで最速148キロを投げられるのに変化球主体のピッチングの九里亜蓮選手がこのスタイルを確立するまでに様々な試行錯誤をしてきたことかと思います。
力と力でぶつかり合う野球もいいですが、バッターの心理を探りながら変化球主体の投球で抑えていくスタイルも、中々クールな投球だと思いませんか?
九里亜蓮選手の特徴
日本人の母親とアメリカ人の父親の間に産まれた九里亜蓮選手。
父親は元ブレーブス傘下の3Aで遊撃手をしていました。野球が身近にあった九里亜蓮選手は小学2年生の頃から本格的に野球を始めました。中学時代に全国の舞台を経験するも、まだまだ無名だった九里亜蓮選手は高校でも野球を続けます。
高校は岡山理科大学附属高等学校です。甲子園を目指して必死に練習したものの甲子園の出場は叶いませんでした。
このころの九里亜蓮選手はストレートの球速に強いこだわりを持っていて、練習試合で速いストレートを投げる選手がいればどんな練習をしているか聞いていたようです。
ストレートあっての変化球だとは思いますが今の九里亜蓮選手とは真逆のプレースタイルだったようですね。プロ野球選手になりたいと思っていた九里亜蓮選手は、亜細亜大学に進学して才能が開花しました。
一年目は体作りに充て、食育で体重を10キロも増やした結果、ストレートの最速を146キロまでに上げ、その後の活躍の基礎を作り上げました。
大学在学中に通算で19勝5敗、防御率1.60をマークし、4年秋のリーグ戦ではMVP・最優秀投手賞・ベストナインの3冠を受賞し、その年のドラフト会議で広島東洋カープから2位指名を受けて、念願のプロ野球選手になることができました。
九里亜蓮のプロ入り後は?
入団一年目から開幕ローテンションに起用され、3月29日の中日戦で初登板初先発、初勝利を果たしました。
この年は20試合に登板しましたが、打線の援護に恵まれず、中継ぎ投手が炎上するなど逆風が続きわずか2勝に終わってしまいました。
2015年は新加入選手の影響もあり、登板機会に恵まれずにシーズンを終えるも、2016年には先発やリリーフとして起用に応え、27試合に登板してチームの25年ぶりのリーグ優勝に貢献しました。
2017年シーズンは九里亜蓮選手にとっては転換期となり、ルーキーイヤー以来の開幕ローテーション入りを果たし、順調な活躍を見せてシーズン中盤からはリリーフに転向するなど、自己最多の35試合に出場し十分な活躍を見せました。
先発に、リリーフ、様々なポジションをこなせるのはチームにとって本当に貴重な存在ですね。
今シーズンは先発として出場し、初となる完封勝利を収めて自己最高成績の9勝まであと一つの8勝を挙げています。来シーズンへの弾みを付けるためにも残り少ない試合で勝ち星を重ねてほしいですね。
九里亜蓮はどんな性格
試合中にトレードマークともいえるガッツポーズを見せる九里亜蓮選手。気持ちを前面に押し出す投球を見せ、中学時代は相手チームに試合中に喧嘩を売るなど、かなり強気な性格のようです。
中学時代には喧嘩に明け暮れて一時期、野球をやっていなかったそうですよ( ゚Д゚)!けっこうやんちゃだったんですね(^^;。そんな九里亜蓮選手ですがおばあちゃんの説得により野球への道を再び目指したそうです。
当時、母親代わりに九里亜蓮選手の面倒を見ていたおばあちゃん。そんなおばあちゃんからのお願いにはやんちゃだった九里亜蓮選手もなにか心に打たれるものがあったのでしょうね。
そんな九里亜蓮選手をおばあちゃんは「やんちゃだけど、優しかった」と語っています。強気で優しい性格の九里亜蓮選手。私個人の意見ですが、強気な性格はピッチャーにとって非常に重要だと思います。その性格でバッターにこれからも向かって行ってほしいと思います。
九里亜蓮の通算成績は?
九里亜蓮選手の2019年終了時点の通算成績は140登板29勝25敗0セーブ、6ホールド、防御率3.96です。
ちょっと数字は物足りない気もしますが、2019年にはプロ初完封をはたしていますし、重要な先発ローテーションの一人といえます。大事な場面を任されて、ここまで大きな怪我もなく、着実に成績を伸ばしているので数字以上にチームに貢献している選手だといえますね。2020年シーズンも活躍を期待したいですね。
九里亜蓮は結婚してる?子供は?
九里亜蓮選手は2016年に結婚しています。お相手の女性は中学時代の同級生なんだそうですよ。中学時代からずっと付き合っていたわけではなく、プロ2年目の頃に再開して交際をスタートさせたそうですよ。
奥さんについては一般人の女性ということで、名前、職業、画像などは公開されていないようです。野球選手はモテるからきっと、奥さんはかなりの美人の可能性が高いですね^-^
お子さんについては情報がないようです。いない可能性が高そうですね。
ちなみに九里亜蓮選手には九里聖莉奈さんという妹さんがいて、モデルとして活躍しているそうですよ。妹さんは広島カープファンからも愛されているそうですし、素敵な女性なんだそうですよ。九里亜蓮選手の今の活躍があるのは家族の支えとかも大きかったのでしょうね^-^
まとめ
先発に中継ぎもこなし、チームを支える九里亜蓮選手。球速は最速148キロということでそこまで早くないですが、多彩な変化球を武器に打たせてとる投球で着実に自分の投球スタイルを確立しつつありますね。
強気の投球で広島を支える投手に成長してきていますし、首脳陣からの信頼も厚いのではないでしょうか。来年のシーズンは九里亜蓮選手にとって飛躍の年になることを願っています。頑張れ九里亜蓮選手!
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