2014年のドラフト会議で横浜DeNAから2位指名を受けて入団した石田健大選手(いしだ・けんた)
2年連続の開幕投手を務め、近年では先発に中継ぎと、異なるポジションを完璧にこなし、チームの期待にこたえ続ける石田健大選手についてまとめました。
石田健大選手の球種、球速
石田健大選手は左投の身長180センチ、体重85キロの体格から、オーバースローから最速151キロのストレートを投げ込み、変化球はスライダー、チェンジアップ、カーブ、フォークを投げ込みます。
試合ではストレートが46パーセント、スライダー27パーセント、チェンジアップが22パーセントの配球割合となっていて、ストレートとチェンジアップで投球の約7割を占めます。
石田健大選手は、バッターが考えている物以上のボールを投げて、どれだけベースの上でボールを動かせるかを大切に考えています。
その結果が配球にも表れていて、元々、強いこだわりのあったストレート、それに変化をつけるためのチェンジアップの組み合わせにたどり着いたのではないでしょうか。
今シーズンの防御率は2.13とキャリアハイの成績となっていて、プロ5年にして石田健大選手の理想とする投球を身に着けてきたということでしょうか?今後の成長が楽しみですね。

石田健大選手の特徴
2014年のドラフト会議でDeNAから2位指名を受けて入団した石田健大選手。入団初年度は左肩痛みの影響で出遅れるものの、7月に1軍デビューを飾り、8月にプロ初勝利を飾りました。
石田健大選手の肩の痛みは高校生の頃からの付き合いで、広島工業高校に在学中の3年春にも左肩を故障していて、高卒でのプロ入りを断念するほどでした。法政大学時代も怪我と付き合いながら、結果を残し大学日本代表にも選ばれるなど結果を残してきました。
今年、2019年シーズンは左肘を怪我して開幕に、間に合わないこともありましたが投手にとって避けられない、肩、肘との怪我はうまく付き合いながらプロ生活を歩んでほしいですね。
2017年、18年シーズンは開幕投手を務めるなど、順調なキャリアアップをしてきましたが、18年シーズンは中々結果が付いてこず、6月までに11試合に先発登板するも1勝5敗、防御率4.97の成績で本人も悔しい時期を送りました。
しかし、そんな状態の悪い石田健大選手を「優勝するために絶対に必要」というラミレス監督の絶対的な信頼を背景に中継ぎとして復調を図ることになりました。
これが結果として石田健大選手の為になり、先発と違い短いイニングを投げる中継ぎでスタミナを気にすることなく思いっきり腕を振る事ができ、球速も150キロ前後を記録し、先発から離れたことで投手としての引き出しが広がりました。
今年、2019年シーズンは先述した左肘の怪我で出遅れたこともあり、中継ぎ要員として調整をはじめ、5月に一軍に合流して、実践復帰を果たし、後半戦の7月からは先発に復帰し、今シーズンはここまでにキャリアハイの37試合に登板して4勝1敗10セーブで防御率は2.13の好成績を収めています。
石田健大選手は「中継ぎの時の自分がないと今の自分はない」と語っていて、今までの先発の時はゲン担ぎに試合前日にはカレーを食べて、同じパジャマを着続けていた、全てのルーティーンを辞めたそうです。
中継ぎとして先発の時と違い、いつ登板するかわからない中で、毎日ルーティーンを続けるのは大変だったため、すべてを辞めて普通に野球をすることにしたそうです。その結果、精神的に吹っ切れて楽に気持ちが楽になり、試合にも落ち着いて臨めるようになったそうです。
イチロー選手も現役時代はカレーを食べ続けたり、ルーティーンを大事にしている人もいますが、その人に合った試合の臨み方ができればいいですね石田健大選手にとっては中継ぎ転向が思いがけず良い方向に転じたようで良かったですね
石田健大はどんな性格?
石田健大選手の性格ですが非常にまじめな性格のようです。
先発時代のルーティーンでも触れましたが、登板前日のカレーや、前日に着るパジャマ、当日の練習着まで同じの徹底ぶりで、好調の結果を崩したくないという慎重さも垣間見えると思います。
そんな生真面目な石田健大選手ですから過去の試合ではちょっとしたことをきっかけに崩れていくことが多かったと思います。
今では、中継ぎも経験して心理的にも色々と経験して変わってきたことと思いますが、慎重さを残しつつも、中継ぎで経験した大胆な投球で精神的に安定した投手になることを願っています。
まとめ
怪我に悩まされながら、中継ぎに転向して飛躍のきっかけを掴んだ石田健大選手。
ラミレス監督からの信頼も厚く、ぜひチームの絶対的エースとして成長してくれると信じています。頑張れ石田健大選手!
コメントを残す