2010年ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団し、今年8月にプロ9年目にして1000イニング登板を達成した中日ドラゴンズの大野雄大投手。(おおの・ゆうだい)
貴重な左の先発投手として活躍が期待される中、近年苦しいシーズンを送っていますね。しかし、2019年は608日ぶりに完封勝利を収めるなど復調の兆しを見せています。今回はそんな大野雄大選手についてまとめました。
大野雄大選手の球速、球種は?
身長183センチの左投で、変則的なオーバースローから最速151キロのストレートを投げ込みます。
変化球はツーシーム、スライダー、シュート、チェンジアップ、フォークを投げ分け、ストレートとスライダー、シュートの組み合わせでバッターと対戦しています。
投球に占める配球の割合はストレートが約51パーセント、スライダー、シュートがそれぞれ約23パーセントとなっていて、今シーズン奪った129個の三振のうち、ストレートで奪った三振は74個と約60パーセントを占めます。
その他にスライダーで26個、シュートで25個の三振を奪っていて、配球割合からもわかるように主にストレート主体の配球でバッターの狙いや状況によって決め球を使い分けているようです。
見逃し率が一番高いボールが21パーセントのストレートで試合などを見ていても力強いボールでバッターをねじ伏せている印象が非常に強いです。
大野雄大選手といえば守っている選手から、ストレートが一番良いと言われるほどストレートの球筋、完成度は高いようです。
プロで活躍する選手の中でも完成度の高いストレート、力で真っ向勝負ができるのは男のロマンだと思いませんか?(笑)
大野雄大選手の特徴
小学5年生で野球を始めた大野雄大選手は中学性の時に練習試合で四球を連発しチームは敗退してしまい、その不甲斐ない投球から一時期は野球を辞めることも考えたそうです。
しかし、チームメイトなど周りの励ましもあり、その後は兼任していた外野を辞めて投手一本に絞り、猛練習に励んだそうです。
その結果、中学3年生の夏の京都府大会では優勝投手となり、京都府の軟式野球界では有名な選手の一人になったようです。
野球を辞めるほど悩んだとはいえ、猛練習の結果、京都府を代表する投手になったということは、元々の選手としての素質はあったようですね。
高校は京都外大西高校へ進学。京都外大西高校は京都の強豪校で甲子園は春6回、夏9回出場しています。部活動が盛んで素質のある推薦合格者が多数入学するそうです。
そんな京都外大西高校で大野選手は2年生の春からベンチ入りを果たし、3年生の春には甲子園初先発をするなど、全国の舞台を経験しました。そして、大野雄大選手は高校の監督の勧めで佛教大学に進学。
佛教大学では1年春からベンチ入りを果たすと球速もだんだんと増していき、この頃からストレートに自信が持てるようになり四球も減りコントロールも上がったようです。三年秋の京滋リーグでは44回を投げて四死球はわずかに2個という驚異的な成績をおさめました。
この頃はきっと狙ったところに簡単にボールが投げ込めていたことと思います。羨ましいですね(笑)
大野雄大選手は大学時代に順調に成長と活躍を重ね、1年秋から4年春まで驚異的な16連勝を飾り、3季連続でリーグMVPとベストナインを獲得しました。そんな大野雄大選手ですが、世界大学野球日本代表は落選してしまいました。
その落胆ぶりは相当なもので、周囲の仲間が見たことがないというほど落ち込み、候補合宿から帰る新幹線では泣き続けていたとの話があります。大野雄大選手の実績からすれば選ばれても良かったとは思いますが、本人も相当悔しかったようですね。
大野雄大の大学卒業後は?
大学時代に悔しい思いをした大野雄大選手は2010年のドラフト会議で中日ドラゴンズから1位指名を受けて入団。
2011年の1年目は左肩の痛みのリハビリに費やしましたが、シーズン終盤の10月にジャイアンツ戦で初登板初先発を果たしました。その試合は4回7失点と荒れた試合となりましたが、プロ2年目の7月に初勝利をおさめました。
2013年には先発投手として1軍に定着し、プロ生活初となる2桁勝利の10勝をおさめました。
キャリアハイの成績をおさめたのは2015年でした。前半戦だけでリーグトップの9勝を挙げて5月には月間MVPを獲得し、このシーズンは後半に苦しみながらも勝ち星を伸ばし、二桁勝利をおさめ、207.1イニングの12球団最高登板を果たすなどチームのエースとして活躍しました。
2016年は前年の活躍が認められ、初の開幕投手を務めて7回2/3を投げて2失点で勝利投手になるも、左肘を痛めて登録抹消され、ここから厳しいプロ生活を送ることになります。
6月に復帰するも勝ち星を伸ばせずにシーズンオフを迎え、続く翌年の2017年も2年続けて開幕投手を任されるもシーズン成績は7勝8敗で防御率は4.02の成績でシーズンを終えるなど厳しいシーズンとなりました。
2018年シーズンは開幕ローテーション入りもできず、シーズン中に登板した試合はわずかに6試合とルーキーイヤー以来の未勝利でシーズンを終えた。
この数年について大野雄大選手は怪我もしてなければ、身体の調子はむしろよかったのに結果が出なかったと語っており、心の部分が弱いと自己分析をしていました。怪我で調子が悪ければ治せばなんとか調子も戻るかと思いますが、原因がわからないと辛いですよね
2019年シーズンは調子を取り戻し25試合に登板、9勝8敗防御率2.58という好成績を残し完全復活を果たしました。
9月14日にはノーヒットノーランも達成しましたし、素晴らしい成績でしたね!メンタルも改善して、自信ともって投げている感じがしますし、2020年も大活躍してくれそうですね。
大野雄大選手の性格
マウンド上での姿や表情から推測する性格は真面目でおとなしそうな印象を受ける大野雄大選手ですが、本当は明るく、軽快なトークで場を盛り上げるキャラのようです。
大野雄大選手はオフシーズンにバラエティ番組などに出演したときに、軽快なトークで場を和ませることから、OBでレジェンドの山本昌さんから「口から産まれたサウスポー」とのあだ名をつけられました。
面白いトークでファンを楽しませるのもいいですが、本職の野球をもう少し頑張ってもらえたらと思うのは私だけでしょうか?(笑)私生活も野球も両方頑張れ!
まとめ
中日のエースと呼ばれ、チームを引っ張ってきた大野雄大選手。
近年はなかなか思うような成績を残せず、怪我などにも苦しみましたが年齢はまだ31才と若く、これからも十分活躍できる選手だと私は期待しています。頑張れ大野雄大選手!
中日ドラゴンズは2020年の優勝候補に名前が挙がるくらいに投手陣が充実しているようですし、2020年シーズンは優勝の可能性も十分にありそうですね。中日ドラゴンズの試合を見逃したくないという方はDAZNを利用するというのもいいと思いますよ。
DAZNの評判、評価などを紹介した記事も書いていますので、もしよければこちらも参考にしていただければと思います。
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