2020年のドラフト会議で指名が濃厚とされ、国内球団のみならずメジャーリーグのスカウトもマークしていて、3年秋終了までにリーグ戦を無敗で終えた投手がいます。
その選手が東北福祉大学に在籍する山野太一（やまの・たいち）選手です！今回は2020年のドラフト会議で指名が濃厚な山野太一選手についてご紹介します！
山野太一選手の球種・球速
東北福祉大学に在籍する山野太一選手は身長172センチ、体重74キロ、左投げ左打ちの投手でスリークォーターから最速149キロのストレートを投げ込みます。
ノーワインドアップから一塁方向に右足を大きく上げてタメを作り、テイクバックを深めに肘を柔らかく使った腕の振りから投げ込むストレートは体重移動がしっかりとできていて、ストレートに力があります。
変化球はワンシーム、カーブ、スライダー、チェンジアップを投げ、腕をしっかりと振って投げ込み、どの球種でも空振りが奪えるボールを投げることができる器用な投手です。
150キロ近いストレートと一番遅い変化球のカーブは100キロ台と緩急を有効に使うことができ、打ち取るタイプではなく三振を奪いゲームメイクする投手のようです。
大学でのリーグ戦通算成績は被安打率が5.18、奪三振率9.68、四死球率4.05と安定した成績を収めていて、山野太一選手のボールが大学生相手に通用していることがよくわかりますね！
試合ではストレート主体で投げることもある山野太一選手ですが、スライダー、カットボールを軸に配球を組むこともあり、対戦相手からしてみれば非常に厄介な投手だと思います。
大学で好成績を収めている山野太一選手がこの先、どんな選手へと成長するか楽しみですね！
山野太一選手の特徴
山口県出身の山野太一選手は小学生の頃から野球をはじめ、中学生になってから硬式野球の高川リトルシニアでプレーして、高校は高川学園高校へと進学しました。
高川学園高校では2年生の時からエースとして活躍し、夏の県予選では全４試合に登板してチームをベスト8まで導きましたが、秋の大会では左肩痛の影響で春の選抜出場をかけた秋の県予選に登板することはできませんでした。
復帰した3年夏の県予選で山野太一選手は3回戦と準決勝戦でいずれも（5回参考・8回参考）ながらノーヒットノーランを記録するなど、全6試合に先発し、完投5回、完封3回の好投でチームを創部115年目にして初の甲子園出場に導きました。
甲子園では現ヤクルトの寺島成輝率いる履正社高校と対戦し、8回を投げて最速は142キロ、被安打10本、5奪三振、5失点で完投するも残念ながらチームは敗退してしまい、甲子園初勝利を挙げることはできませんでした。
高校卒業後は東北福祉大学に進学し、1年生の春からリーグ戦に出場すると4勝0敗、防御率0.29の好成績を収めて新人賞のタイトルに輝く好成績を収めましたが、またしても左肩痛を発症し、3年生時にも再発するなど怪我との戦いでもありました。
しかし、怪我を負いながらもマウンドに戻ってくると好投を披露して3年生の春から秋にかけては公式戦で70イニング連続無失点の活躍を見せ、6季（1年春～3年秋）27試合に登板し19勝0敗の好投を続けています。
4連覇を含む5度のリーグ優勝に貢献し、最多勝を3回、ＭＶＰ、最優秀投手賞、ベストナインなどのタイトルを獲得する活躍を見せ、全国大会には2年春・3年春・秋の3回出場しています。
リーグ戦で好投を続けている山野太一選手は2019年に大学日本代表の合宿メンバーにも選ばれていて一次選考を突破して、3月からの合宿で結果を残せれば、正式なメンバーとなります。
目標のプロ入りのためにも日本代表は絶好のアピールの場となるので、合宿で活躍してほしいですね！
山野太一選手の性格
山野太一選手の性格ですが面白いものが大好きなようです。
山野太一選手のツイッターには芸能人の動画やツイッターで面白いと話題になったものが沢山リツイートされています。
その他にも野球ができていることに対して周囲への感謝を述べているツイートも見れることから周囲にしっかりと感謝ができ、面白いものが好きで、もしかしたらチーム内のお笑い担当のような存在なのでしょうか？笑
今後、プロ入りが叶った暁にはさまざまな山野太一選手の素顔が見れるようになると思いますので今後が楽しみですね！
まとめ
今回は2020年のドラフト会議で指名の期待がかかる山野太一選手についてご紹介しました。
将来のプロ入りについて山野太一選手は「チームや自分が結果を出せれば自然と近づいてくる」と話していて、プロ入りの前に東北福祉大学で日本一に輝くことを目標にしているようです。
日本ハムやメジャーリーグのフィリーズのスカウトがコメントを寄せていることから、今年のドラフト会議で指名されるのは濃厚だと思います。
4年生となった今年のリーグ戦などで山野太一選手が好投を見せ、プロ入りをかなえてくれるのを楽しみにしています！
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