熱い試合が日々行われている夏の高校野球。今回、注目したいのは青森県代表、八戸学院光星の山田怜卓選手。八戸学院光星は、春は10回、夏は9回の甲子園出場を誇りともに最高順位は準優勝という好成績を残しています。
今年の青森大会では1回戦では22対0、決勝戦でも12対4と大差をつけ代表校として甲子園に出場しています。山田怜卓選手は青森大会で4試合出場、計7回1/3を投げて自責点は0という好投です。そんな八戸学院のエース山田怜卓選手について書いていきたいと思います。
山田怜卓の球種、球速は?
山田怜卓選手は2001年4月17日生まれの高校3年生、18才です。出身は京都府で現在は八戸学院光星に通っています。身長176センチ、体重68キロ。右投げ右打ちのポジションはピッチャーです。
小学生のころは、日向ウイングスに所属、中学では京都東山ボーイズに所属し野球をしていました。八戸学院進学後、2年生の夏に甲子園に出場しますがこの時はベンチ外。3年生の春に行われたセンバツ大会でも登板することなく1回戦敗退のため今大会が初めての甲子園です。
青森大会では背番号は10、しかし背番号1だった後藤投手が右ひじを故障したため甲子園では1番の背番号をつけています。
そんな山田怜卓選手の球種はストレートのほか、スライダーやチェンジアップなどの変化球があります。球速に関しても最高速度はストレート145キロ。125キロ前後のスライダー、チェンジアップを交えて投球します。
山田怜卓選手は常時140キロ前後を出せる選手で非常に力強い投球をします。常に140キロほどのスピードを保てるというのはすごいですね。^ ^
さらにそのストレートの回転数は2300と八戸学院光星の投手陣でトップ。まっすぐな上、空振りを奪える選手です。
球速はもちろん、ボールの質もいいので相手打者も打つのが難しい球になります。今大会から背番号1をつけた山田怜卓選手、どんな試合展開にしてくれるのでしょうか?
山田怜卓選手はどんな性格、特徴をもった選手?
山田怜卓選手は昨年秋の大会後、大肋骨を疲労骨折しています。その時は、寝返りをするだけでも激痛が走るほどの痛みで練習などはまったくできなかったそう。
そこで山田怜卓選手は練習ができない分パワーをつけるため増量に励みます。食事の量を増やし、7キロの増量。さらにトレーニングができるようになってからは、ウエイトトレーニングを中心にパワーをつけました。
その結果、最速138キロから7キロもスピードアップにつながりました。怪我をしていても、その時にできることを自分なり考え行動できる選手なんですね。
また山田怜卓選手には甲子園にかける想いがあります。それは帽子に書かれた「吉川と一緒に甲子園」という文字。昨年夏の大会中に脳腫瘍のため亡くなった吉川投手。
山田怜卓選手は芳川選手の分まで戦うと強い気持ちをもってマウンドに上がり続けています。どんなに苦しい試合展開になっても仲間を思い出し粘り強く戦っている山田怜卓選手はとても仲間思いな性格なんだと感じます。
山田怜卓選手は今大会注目の選手ですが、その理由は球の良さです。投球は右のサイドスロー。オーバースローに比べると打者は体感としては球速より速い球に感じます。
またストレートには伸びがあり、ボールにみえるようなストライクを投げることができるため空振りや見逃しに繋がります。インコースにも強気で投球することができるのも魅力的。インコースは死球になることもあるのでなかなか難しい投球にはなりますが、それができるのは強みですね。
ぜひとも甲子園でいい結果そして大切な仲間にいい報告ができるといいですね。私も応援したいと思います!
山田怜卓の進路は?
甲子園は準々決勝まで進出しましたが、明石商業に6-7の僅差で負けてしまいましたね。残念!甲子園での成績は4試合に登板、13.2回を投げて防御率1.32、三振14という成績でした。
あとは気になるのは山田怜卓選手の進路ですね。いまのところ、まだ進路に関する情報はでていないようです。スカウトの評価に関する情報もあまりないので、残念ながらそんなに注目されていないのかもしれませんね。
指名が難しい場合には大学への進学の可能性もあるかもしれませんね。球の質は非常にいいですし、大学で化ける可能性もある選手ですし、今後に注目ですね。
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