柳田選手、松田選手、デスパイネ選手など強力打線で3年連続の日本一を達成したソフトバンクホークス。
下位打線まで切れ目ない強打が魅力の選手を並べ、足の早さを活かした攻撃や走塁まで抜け目のない野手人ですが、レギュラーの年齢層が上がり、今後の球団を背負っていく若手の台頭が期待されます。
ソフトバンクといえば千賀投手や甲斐選手など育成出身の選手が一軍で数多く活躍していて、記憶に新しいのはプレミア12で大活躍を見せた、これまた育成出身の周東選手など若手の育成にも定評があります。
今回はそんなソフトバンクの次世代を担っていく可能性があり、2020年、期待の若手野手について紹介していきます。
ソフトバンクの2020年の期待の若手野手は誰?ブレイクは確実?
野村大樹
1人目の選手は野村大樹(のむら・だいじゅ)選手です!
野村大樹選手は2000年生まれの19歳、身長172センチ、体重81キロ、高卒でドラフト3位で入団しました。

身長はあまり高くない野村大樹選手ですが、豪快なフルスイングと勝負強さが持ち主の選手で50mは6秒3で走るなど、強打だけではなく、足を絡めた攻撃もできる選手です。
父親が阪神ファンだったこともあり、幼少樹の頃から野球が身近にあり、小学一年生の頃から野球を始め、その頃から打撃センスが秀でていて、チームの4番を勤め、中学生の頃にはU15アジアチャレンジマッチの日本代表として世界の舞台も経験しました。
高校は早稲田実業高校に進学すると、1年生の時から、現在の日本ハムに在籍する清宮選手に代わり4番打者を務めました。
甲子園には2年生の春に出場していて、2試合、9打数5安打2打点を記録するなど、大舞台での勝負強さを発揮しました。
3年生の夏の大会は都大会で敗退し、甲子園の出場は叶わず、大学進学かプロ入りかで相当な悩み家族会議を重ねた結果、プロ志望届けを提出し、ソフトバンクから3順目で指名され契約金5000万、年棒600万の条件で入団しました。
プロ入り1年目となる2019年の春期キャンプでは若手主体のB組でスタートしましたが、キャンプ中の実践4試合での通算打率が5割りを越えるなど好調だったことから、キャンプ終盤の千葉ロッテとの練習試合で、代打として1軍デビューを果たしました。
レギュラーシーズン中は主に3軍の試合に出場していて、79試合、打率は.303、41打点、3本塁打の成績を残し、一軍デビューをしたのは9月28日のオリックス戦で、初打席はライト前ヒットを放ちました。
ソフトバンクで高卒1年目の選手が1軍の公式戦で初打席初安打を放つのは2005年の球団発足以来初の出来事でした!それだけ高卒1年目で活躍するのは本当に難しいということなんですね。
高校からのプロ入りで木製バットへの対応などが心配されましたが、3軍戦でコンスタントに成績を残し、本塁打も出ていることからこれから代打などで1軍での出場を増やし、キャリアアップを図っていくと思います。
高校生の頃から有名な選手でしたが、順調に成長しているようなので来年の活躍を期待しています!ポジションは三塁ということで松田選手の後釜として期待できそうですね^^
【追記】
2020オープン戦には出場していないということで、2020年シーズンは2軍で迎える可能性が高そうですね。まだ19歳ですし、1軍で活躍するにはもう少し時間がかかるかもしれませんね。
砂川リチャード
2人目の期待の若手は砂川リチャード(すながわ・リチャード・オブライエン)選手です。
砂川リチャード選手は1999年生まれの20歳、身長188センチ、体重114キロ、高卒で育成ドラフト3位で入団しました。プロ野球選手の平均は181㎝くらいらしいので平均よりも大きくて恵まれた見事な体格ですね。

沖縄県出身の砂川リチャード選手は、父親が軍事施設で働くアメリカ人、兄はシアトルマリナーズからドラフト指名を受けてマイナーリーグでプレーをしています。父親は元米軍海兵隊員だったということで身体能力も高かったのでしょうね。
高校は沖縄県の沖縄尚学高校に在籍していて、残念ながら高校3年間で甲子園の出場はありませんでしたが、3年生の春の沖縄県大会では通算打率が4割を越えていて、高校通算の本塁打は25本になります。
2017年に行われたドラフト会議でソフトバンクから育成選手3順目で指名され、支度金300万、年棒360万で契約合意に達し、プロへの門を叩きました。
2018年シーズンは2軍戦の出場機会は得られず、3軍戦で36試合に出場して、打率.159、1本塁打、12打点に終わりました。
そのオフに地元の沖縄で西武ライオンズの山川穂高選手と自主トレを行い、球団を代表するスラッガーの打撃を目の当たりにし、学ぶことが多かったと砂川リチャード選手は話していて、さらに山川選手からスイングについての指導も受けました。
その結果、2019年シーズンの本塁打数は、94試合に出場して11本塁打を放ちました。
山川選手との自主トレから1年がたち、砂川リチャード選手も手応えを感じ始めた時には周囲の評価も代わり、藤本3軍コーチからは「飛ばす力はチームでトップクラス、飛距離だけなら1軍だ」と打球を遠くに飛ばすことについては太鼓判を押しました。
育成指名選手なので数年かけて支配下登録を勝ち取る形になると思いますが、冬を越える度にスケールアップする砂川リチャード選手が来年は支配下登録を勝ち取り、1軍の公式戦で大きなアーチをかけてくれることを楽しみにしています!
【追記】
2020年シーズンの開幕前に支配下登録を勝ち取りました。オープン戦で2本塁打、二塁打3本の4打点。22打数6安打の打率2割7分3厘という好成績を残し打撃がかなり良くなっているようですね。
山川選手から厳しく指導を受けることができたのが良かったのでしょうね^-^。三振が多いのが課題といえますが、しっかりスイングすれば相手投手にとっては脅威になると思いますし、しっかり振ってバッティングでチームに貢献してほしいですね!
砂川リチャード選手が2020年どんな活躍を見せてくれるか楽しみですね^-^b
田城飛翔
3人目は田城飛翔選手(たしろ・つばさ)です。
田城飛翔選手は1999年生まれの20歳、身長180センチ、体重72キロ、高卒で育成ドラフト3位で入団しました。

神奈川県出身の田城飛翔選手は小学3年生の頃から野球を始め、高校は青森県の八戸学院光星高校に進学すると2年生の春からベンチ入りを果たすと、3年生の春と夏、2季連続で甲子園に出場しました。
甲子園ではホームラン、1試合複数安打の活躍をみせ、2016年に行われたドラフト会議でソフトバンクから育成選手3順目指名をされ、支度金300万、年棒300万で契約しました。
プロ入り1年目は2軍戦で12試合に出場し、主に守備固めや代走の出場でしたが3軍戦では74試合に出場し打率.262、1本塁打、17打点、9盗塁の活躍をみせました。
2018年シーズンは2軍での出場経験は得られませんでしたが、2019年になると3、4月は2軍戦で25試合に出場し打率.359、9打点、4盗塁を記録し、ファーム月間MVPに2ヶ月続けて選出されました。
この好調のきっかけとなったのが2018年オフに中村晃選手との自主トレで、先輩のすさまじい練習量を目の当たりにして田城飛翔選手も練習への取り組み方が変わり、バッティングも積極的に中村選手にアドバイスを求めるなかでキッカケをつかみました。
2019年シーズンは最終的に2軍戦で112試合に出場し、打率は.307、リーグ最多安打となる108本を記録しました。
2019年の7月には支配下登録がされるのではないかと噂が流れたことがありましたが、残念ながら今年度の支配下昇格はありませんでした。
2020年のシーズンも育成選手として迎える田城飛翔選手ですが、2019年と同じく好調を維持できれば2020年以降の支配下登録も見えてくると思いますので、今年と変わらずたくさんのヒットを放ってほしいと思います。
ソフトバンクの外野は層が厚くてレギュラーを獲得するのは大変だとは思いますが、これから頑張ってレギュラー争いをしていける選手に成長していってほしいですね^^
まとめ
今回は2020年のソフトバンクで活躍の期待がかかる3選手を紹介しました。「期待の若手」となると育成が上手なソフトバンクには将来性豊かな選手が多く、どの選手を紹介するか正直迷いましたが、今年度の好調な成績と、ソフトバンクといえば育成選手ということでこの3選手を紹介しました。
今回紹介した3選手が来年のソフトバンクをさらに強力な球団にしてくれると信じています!
ソフトバンクの試合をネットで視聴したいという方向けの記事も書いていますので、興味があればぜひこちらもチェックしてみてください^-^b
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