今年行われたドラフト会議で中日ドラゴンズから2位指名を受けた橋本侑樹選手。(はしもと・ゆうき)
大阪商業大学の橋本侑樹選手は甲子園の出場経験もあり、大阪商業大学では一年生の春からリーグ戦に出場し、今年の9月には関西六大学リーグ戦史上9人目となる無安打無得点試合を達成するなど、即戦力としての期待が高まる投手です。
即戦力としての期待が高まる橋本侑樹選手についてまとめました。
橋本侑樹選手の球種・球速
橋本侑樹選手は身長183センチ、体重72キロの体格で、左投げのテイクバックの小さいフォームのオーバースローから最速149キロのストレートを投げ、変化球はスライダー、カーブ、フォークを投げ分けます。
橋本侑樹選手はテイクバックを小さくすることでボール出所を見づらくし、球速120キロ前後のスライダーは鋭く大きく変化していて空振りも奪えることからカウントを整える球にも使っていたり、決め球にも使用していて、橋本侑樹選手の生命線ともいえる変化球です。
橋本侑樹選手の制球力についてですが、まだまだ粗削りな面もあり、ボールが高めに浮くケースやキャッチャーの構えたところと違う逆球になるケースもあり、四死球が若干多い傾向にあるようです。
高校時代はランナーが出てしまうと慌ててしまうことがあり、四死球で自滅するパターンが多いことがありましたが、大阪商業大学のシート打撃ではカウントを2ボールや3ボールから始めることがあり、プレッシャーの出る場面で練習することでメンタル面を鍛えることができたそうです。
その成果も結果に表れていて、9月29日に行われた大阪学院大学戦では初回に連打を浴びて無死満塁になるも、後続を見事に打ち取り7回無失点の好投を披露し、どんな場面でも冷静に投げられる逞しさを身に着けました。
プロの世界でも何度も厳しい場面があるかと思いますが、大学時代に鍛えたメンタル面を武器に橋本侑樹選手らしい投球で活躍してほしいですね。
橋本侑樹選手の特徴
福井県出身の橋本侑樹選手は小学3年生の頃から野球を始めました。
小学校、中学校は地元の野球チームでプレイをして高校は岐阜県の大垣日大高校へと進学しました。
高校時代は入学してすぐの1年生の春からベンチ入りを果たすと、夏の大会では甲子園行きをかけた県大会の決勝で2番手投手として登板すると、3回1/3を投げて無安打無失点3奪三振の好投を見せて優勝に貢献しました。
迎えた甲子園大会では1回戦の有田工業高校戦に1点を勝ち越した状態で7回2アウトから2番手として甲子園デビューを飾りましたが、1回を投げて被安打2本、四球2個、3失点で途中降板となりました。
この試合で大垣日大高校は5-4で敗れてしまい、橋本侑樹選手の甲子園デビューはほろ苦い経験となりました。
その後、高校1年生の秋に左肘を疲労骨折してしまい、3年生の5月まで長期離脱を余儀なくされました。
しかし、この期間に橋本侑樹選手はトレーニングに重点的に取り組みひたすら走り込みを行った結果、球威が増してストレートの最速は141キロまで伸びたそうです。
3年夏の大会では惜しくも準決勝で敗退してしまい、甲子園のマウンドに立つことは叶わず、関西六大学野球連盟に所属する大阪商業大学へと進学しました。
大阪商業大学に進学すると1年生の春からリーグ戦に登板し、4試合に登板し初勝利も飾りました。
2年生の秋に橋本侑樹選手は大活躍を見せ、36イニングを投げて防御率は1.75、4勝0敗の活躍でリーグ優勝に貢献すると、個人ではMVPと新人賞に相当する平古場賞を受賞しました。
4年生の春になると球速も上がり最速148キロをマークするも、13回1/3を投げて防御率は4.05と不調の上に指のマメをつぶしてしまうアクシデントもありました。
本調子にならない中に迎えた全日本大学野球選手権で、2回戦の九州産業大学戦で9回1失点完投を見せるなど、本調子ではないながらも抑えることができる勝負強さを披露しました。
大学時代のリーグ戦の通算成績は34試合に7登板して9勝4敗、126イニングを投げて防御率は2.64、奪三振率9.79、四死球率4.71の成績で四死球を出しやすいが奪三振率が高いため防御率も低く安定した投球ができているようです。
プロの世界ではストライクゾーンが学生よりも厳格になると思いますので、制球力をこれから磨いてほしいなと思います。
三振が奪えることからプロの世界では先発、中継ぎ両方に対応できると思いますので、橋本侑樹選手がプロの世界でどんな投手になるか、これからが楽しみですね!
橋本侑樹選手の性格
橋本選手の性格ですが、感情をあまり表に出すタイプではないようで、ドラフト会議で指名を受けた瞬間も表情を崩すことはありませんでした。
投手として感情を表に出さないほうが良いこともありますので、日常生活からあまり出ないということはピンチの場面でも表情を変えずに投げ込めるのは投手としての強みになるかもしれませんね
今でも連絡を取り合う中学時代の監督は橋本侑樹選手を「優しくて真面目な子」と話していて、今でもお正月には家に来て近況を報告してくれるようです。
中学時代の恩師と今でも連絡を取り合っているということで礼儀正しい、まじめな青年のようですね。
高校生の頃も怪我をしてひたすら走り込みを行うなど、橋本侑樹選手の真面目さがわかるエピソードは沢山あり、人としも素晴らしいようですね。
橋本侑樹選手は結婚してるor独身?彼女はいる?
橋本侑樹選手はまだ結婚しておらず、独身のようです。彼女に関する情報もないみたいですね。まだ若いですし、これからでしょうかね(^^;
プロ野球選手は料理とか家事とかで生活をサポートしてくれる奥さんや彼女がいると野球に集中できていい成果を残せるということもありそうですし、、いい奥さんと出会えるといいですね。
まとめ
ドラフト会議での指名直後の会見で「1年目から活躍したい、春のキャンプから一軍でやっていきたいし、そこでしっかりとアピールしたい」と意欲満々な橋本侑樹選手。
「先発として起用されるならば1年目から2桁勝利を目指したい」とすでにプロの世界で戦うイメージはできているようで、来年のシーズンで橋本侑樹選手がプロの世界で羽ばたいてくれることを期待しています!
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