今年の高校BIG4といえば佐々木選手(大船渡)、奥川選手(星陵)、西選手(創志学園)、及川選手(横浜)の4人。高校野球では話題になった選手ばかりですよね。
そんな高校BIG4に匹敵する素材といわれている選手がいます。その名は落合秀市選手。高校までほぼ無名だった彼がなぜ注目されているのか。今回は落合秀市選手について球種、球速や性格、特徴を見ていきたいとおもいます!
※追記
残念ながらドラフトは指名漏れとなりました。落合秀市選手のその後の情報についても書いていますので、ぜひ最後までご覧ください。
落合秀市の球種、球速は?
落合秀市選手は2001年7月10日生まれの18才。出身は和歌山県で和歌山東高校出身です。身長185センチ、体重90キロ。右投げ左打ちでポジションはピッチャーです。
小学校1年生のころ2人の兄の影響で野球をはじめました。ピッチャーのほかキャッチャーやショートなどをしておりいろんなポジションを経験しています。
中学校では硬式野球の和歌山ビクトリーズに所属。しかし試合出場機会は限られ、実績といえるほどの活躍はありませんでした。
いったい何故なのか、それは中学時代の彼は野球に対して全力じゃなかったから。ランニングなどの練習をさぼることもあり本人いわく「なんでこんなつらい思いをしてまで練習せなあかんねん。」と思っていたそう(^^;)
通常、高校生で名前が知られる選手というのは小さいときから野球にのめり込んで必死に練習している子が多い印象ですよね。しかし落合秀市選手の場合、やる気のなかった少年が高校で名を轟かせるというまるでドラマみたいな展開(笑)

高校進学時は学力的にここしか無理だったという理由で和歌山東に進学を決めます。高校では野球を続けることさえも悩んでいた落合選手でしたが部の説明会で「遊んでいてもしゃあない」ということで入部を決意しました。
しかし入部したものの1年生のころは相変わらず野球にはのめりこまず。そんな彼が変わっていったのは2年生。「知らん間に急に実力がついた」と本人がいうほどの成長と遂げます。
コントロールが良くなったり、変化球を思い通りに操れるようになったことで野球が1番おもしろいと思えるようになったそうです。
急成長を遂げた落合選手の球種はストレートのほかカーブ・スライダー・スプリットといった変化球。
球速もMAX148キロと恵まれた体格から投げられるボールは十分な迫力があります。またどの変化球でもストライクが取れ三振を奪えるのが彼の強みですね。夏の県大会ではスカウトが多数訪れ球団も注目の選手であることには間違いないです!
落合選手はどんな性格、特徴をもった選手?
落合秀市選手は中学生ですでに138キロの球速をマークするほどの選手だったのにもかかわらず練習をサボるなどやる気がないことが態度にでてあまり試合に出る機会を与えられることはありませんでした。
決して優等生とはいえないかもしれませんが不器用ながら今でも野球を続けている彼にはどこか魅力を感じますね。
高校生になると「口ではうまくいえないけど直感で人間力が自分に足りていないということはわかるような気がします。」と本人が語るように年齢を重ねるごとに少しずつ大人になっています。
彼は試合後のインタビューなどでも自分の気持ちを隠さず素直な言葉で話します。いっけんあっけらかんとした性格でありながらきちんとだめだった部分をいえるというのは分析力があり、冷静に自分を客観視できる性格なのではないでしょうか。
多くの球団がスカウトに訪れてもまったく動じることなくピッチングをする落合秀市選手の堂々とした態度も素敵ですね。^ ^
力まず投球することで打者が思っている以上に速さを感じられるとおもいます。伸びのあるストレートに加え三振を奪えるレベルの変化球。これらも落合秀市選手の特徴といえますね。
「自分の好きなことでお金を稼げるようになったらいい。ピンチの時にギアをあげて抑えられるようなピッチャーになりたい。」と落合秀市選手は話しています。
落合選手のドラマのような野球人生がまだまだ続くことを願っています!
落合秀市の進路は?プロor大学?
落合秀市選手の気になる進路ですが、プロ野球志望届を提出したそうです。本格派右腕としてスカウトの評価も高いようですし、上位指名の可能性も十分にありそうですね。
いまのところ、巨人、中日、阪神、西武あたりが落合秀市選手を高く評価しているみたいですよ。どこの球団に入るのか楽しみですね。
落合秀市が指名漏れ!今後は独立リーグor野球をやめて引退?
ドラフト前に注目されていた落合秀市選手ですが、残念ながら指名漏れしてしまいました。素質は十分でしたが、内面的なものをスカウトは気にしたのかもしれませんね。メンタルがプロ向きではないと判断した可能性もありそうです。
支配下登録で指名されることにこだわっていて、育成指名なら辞めると話していてそうです。指名漏れのあとは地元の会社に就職するとも言っていたようです。
一度は野球をやめると言っていたものの、周囲の説得などもあり、独立リーグへ行くという話がでたようです。そして、関西独立リーグ兵庫「兵庫ブルーサンダーズ(ブルサン)」入団するといわれていました。
11月23日に「兵庫ブルーサンダーズ(ブルサン)」が入団会見を行い、そこに落合秀市選手が出席する予定でしたが、急遽出席が見送られることになったそうです。
一部では落合秀市選手のドタキャンと報じられてしまったようですが、実際のところはこの入団が正式合意していないのに球団が先走ってしまったような感じだったみたいです。正式に合意していないのに入団してほしくて、会見を開いてしまったというような感じだったのかもしれませんね。
和歌山東の落合秀市投手が「入団会見をドタキャン」と報じられているけど、正式契約も結んでいない状態で会見の場を用意して、来なかったら「ドタキャン」となってしまうのはどうなのか。振り回されている人がいるのは確かにしても、もう少し配慮できないものかと思う。本当に帰ってこられなくなる。
— 菊地選手 (@kikuchiplayer) November 23, 2019
このあたりの詳しい事情というのはよく分かりませんが、この球団への入団に対してもまだ決めかねているという感じなのかもしれませんね。けっこう気分屋のようですし、そこまでものすごい野球に執着心があるというわけではないということで、ほかの道を模索している可能性もあるのではないでしょうか。
素質はすごい選手ですし、個人的には野球を続けて将来的にはプロになってほしいですけど、半端な覚悟じゃ上がれないと思いますし、このへんは難しいところですね。まだ若いですし、いろいろ悩むのもいいと思いますし、後悔しないように自分で自分の道を決めてほしいですね。
今後、あらたに落合秀市選手の去就の情報があれば追記していきます。
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