オリックスの2020年期待の若手投手は誰?ブレイクしそうな3選手を紹介!

鈴木優




1996年以来、リーグ制覇を逃しているオリックスバッファローズは2019年シーズンも6位に終わり、クライマックスシリーズに進出したのも2014年が最後となかなか成績が伸びず、投手・野手ともに課題が山積みとなっています。

 

しかし、チームの選手平均年齢は26歳と比較的若く、きっかけをつかむことによって急成長が望める選手が多いのも事実です。

 

今回は、そんなオリックスで次世代を担っていく可能性がある2020年、期待の若手投手について紹介していきます。

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オリックスの2020年の期待の若手投手は誰?ブレイクは確実?

鈴木優

1人目の選手は鈴木優(すずき・ゆう)選手です!

 

鈴木優選手は1997年生まれの22歳、身長181センチ、体重81キロ、右投げ右打ちの投手で2014年に行われたドラフト会議において9位指名を受けて入団しました。

鈴木優

鈴木優選手はオーバースローから最速152キロのストレートを投げ込み、変化球はカーブ、スライダー、スプリット、ツーシームを投げ込みます。

 

小学生の頃から野球を始めた鈴木優選手はショートとピッチャーをやっていて、中学生の頃はキャッチャーをやるなど、様々なポジションを経験していて、高校は東京都立雪谷高校に進学しました。

 

高校進学後は1年生の夏からベンチ入りを果たした鈴木優選手は秋にはエースとなり、2年生の春の大会で1安打13奪三振の快投で注目を集め、高校3年生の夏の予選では日米プロ9球団のスカウトが視察に訪れるなど、都立の星として注目を集めました。

 

高校の3年間で東東京大会8強進出が最高成績で甲子園の出場はありませんでしたが、オリックスのスカウトは「想像もできない選手になる可能性があり将来性は期待できると」評価をしていて、2014年ドラフトでオリックスから9巡目指名を受けました。

 

プロ入り後1年目、9月30日に西武戦でプロ初登板を果たすも1/3回を投げて2失点とほろ苦いデビューを飾った鈴木優選手は、2016年シーズンは開幕を2軍で迎え、5月に一軍登板を果たすも、1・1/3回を投げて5失点と打ち込まれ、ここから3年間一軍での登板機会は与えられることはありませんでした。

 

1軍で結果を残せなかった鈴木優選手ですが、2017年の2軍戦では31試合に登板し、1勝0敗2セーブ、防御率2.43の成績を残すなど、2軍ではある程度の成績を残すことができていて、同年のアジアウインターリーグにウエスタン選抜に選出されるなど、順調に経験を積んでいくことができました。

 

2019年シーズンは今までと投球の仕方を変え、昨年までは10割の力で投げていたストレートを6割の力で投げるなど体の使い方を変えたところ、6月中旬までの成績は2軍戦で7試合、17イニング連続無失点、を記録するなど、徐々に頭角を現し始めました。

 

しかし、山岡選手や山本選手など、投手陣の層が厚いオリックスでなかなか登板機会に恵まれず、2019年シーズンは1軍戦で1試合の登板にとどまりましたが、2軍戦では22試合に登板して86回を投げ、6勝3敗、79奪三振、防御率は2.81の成績を残しました。

 

今年の成績で手ごたえを感じた鈴木優選手は来季に向けて「上で投げられるのであれば、先発、リリーフ関係なく投げたい。1軍の先発枠を狙ってどんどんやっていきたい」と来シーズンの決意を示しました。

 

プロ入りしてからここまで1軍で3試合の登板にとどまっている鈴木優選手ですが、来季は1軍のマウンドで数多くの試合に登板してくれることを期待しています!

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漆原大晟

2人目の選手は漆原大晟(うるしはら・たいせい)選手です!

 

漆原大晟選手は1996年生まれの23歳、身長182センチ、体重83キロ、右投げ左打ちの投手で2018年に行われたドラフト会議において育成1位指名を受けて入団しました。

漆原大晟

漆原大晟選手はオーバースローから最速152キロのストレートを投げ込み、変化球はスライダー、カーブ、シュート、フォークを投げ込み、ストレート主体のピッチングをする投手です。

 

小学生の頃から野球を始めた漆原大晟選手は中学生の頃から硬式野球をプレーし中学3年生の春には全国大会出場を果たし、高校は新潟明訓高校に進学しました。

 

1年生の夏からベンチ入りを果たした漆原大晟選手は秋にはエース番号を獲得し、北信越4強入りを果たすなどチームを牽引し、2年秋の県大会では27回を投げて39奪三振、3年春の県大会では20回を投げて24奪三振、3年夏の大会では15回を投げて、22奪三振を奪うなど、投球回よりも多い三振を奪える投手でした。

 

残念ながら高校の3年間で甲子園の出場は叶わず、高校卒業後は新潟医療福祉大学に進学し、1年生の春からリーグ戦で登板を重ね、秋のリーグ戦では2回戦で11者連続奪三振のリーグ新記録を樹立しました。

 

大学4年間の成績は49試合に登板し、242イニングを投げて220奪三振、13勝18敗、防御率は3.46の成績を残しました。

 

漆原大晟選手はむらがあり、いい投球をしても突然崩れて失点するなど、安定感にかけることがありましたが、オリックスは「ストレートに力強さがあり、空振りもとれる将来性豊かな好素材」と評価をしていて、2018年ドラフトで漆原大晟選手を育成1位で指名しました。

 

プロ入り後、1年目ながら2軍の抑え投手を任されるなど育成選手ながら、39試合1勝0敗23セーブ、防御率3.52の好成績を残し、ウエスタンリーグ最多セーブを記録しました。

 

オフシーズンにはプエルトリコで開催中のウインターリーグに参加していて、12月17日までに12試合に登板して防御率は0.84の好成績を収めています。

 

漆原大晟選手は来年に向けて「支配下登録は第一段階だと思っています。1軍のマウンドに立って勝ちに貢献するのが最大の目標です」と話していて、来シーズンは支配下登録を勝ち取り、活躍してくれることを誓ってくれました。

 

今年の契約更新で支配下登録を勝ち取ることはできませんでしたが、今シーズンの成績、ウインターリーグの成績を見ると、来年、比較的早い段階で支配下登録を勝ち取れることと思います!

東晃平

3人目の選手は東晃平(あずま・こうへい)選手です!

 

東晃平選手は1999年生まれの20歳、身長178センチ、体重73キロ、右投げ右打ちの投手で2017年に行われたドラフト会議において育成2位指名を受けて入団しました。

東晃平

東晃平選手はオーバースローから最速149キロのストレートを投げ込み、変化球はスライダー、カーブ、カットボール、チェンジアップを投げ込み、脱力感のあるゆったりとしたフォームとしなやかの腕の振りが特徴の投手です。

 

幼少期の頃から壁あてなどをしていた東晃平選手は腕の振りが良いと見た父親から野球を進められ、幼稚園の頃から肩甲骨のストレッチを日課にするなど、幼い時から野球が身近にある環境で育ちました。

 

高校は神戸弘陵学園高校に進学し、1年生の秋からベンチ入りを果たすと2年生の春の予選からはエース番号を背負い、同校OBで西部ライオンズや、ニューヨークヤンキースと契約した前田勝宏からの指導を受けて入学直後、125キロ程度だった最速が145キロまで成長しました。

 

高校の3年間で甲子園の出場はありませんでしたが、3年春の練習試合ではその年の選抜甲子園でベスト4になった報徳学園を相手に1対0の完封を披露するなど、大器の片鱗を見せつけました。

 

甲子園の出場経験こそありませんでしたが練習試合にスカウトが訪れるなど、無名ながら知る人ぞ知る期待値の高い選手で、2017年のドラフト会議でオリックスから育成2位指名を受けました。

 

プロ1年目は左脇腹痛などで公式戦に登板することができませんでしたが、2019年シーズンは怪我無く終えることができて、2軍戦で19試合に登板し5勝7敗、96イニングを投げて77奪三振、防御率は3.84の成績を収めました。

 

96イニングは2軍の中でチーム最多登板となっていて、2年目のことしは体重移動を意識したフォーム固めに励み、最速が149キロまでアップして平均球速も4キロアップの143キロになるなど、成長が数字にも表れてきました。

 

今年の契約更新の場で東晃平選手は「支配下となるために結果を求めたい」と語っていて、来シーズンはプロ初登板初勝利が期待されています

 

育成選手ながら順調に成長を重ね、成績も残せていることから来年の早いうちに支配下登録を勝ち取れると思います。

 

来年、1軍の舞台で東晃平選手が躍動してくれることを期待しています!

まとめ

今回は2020年のオリックスで活躍の期待がかかる3投手を紹介しました。

 

今回紹介した2選手は育成指名ながら順調に成長、成績を収めていて、今後が非常に楽しみな選手だと思います。

 

オリックスの投手層は厚いですが、今回紹介した3選手が来年は一軍の舞台で活躍してくれることを期待しています!



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